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東大王をみた話

4.30

東大王という番組を見た。

東大生と東大OBOG逹がクイズによって競うという番組。

 

突然だが、わたしには夢がない。

希望もない。未来もない。なにもない。

誇るべきものもなければ、守るものもない。

なにに対しても興味がない。

 

私は高校一年生で、自閉症で、アスペルガーで、躁鬱病だ。

私はこれによって、多分いろんなものを得てきた。

だが同時にいろんなものをうしなってきた。

 

今の私の価値は、誰からみても0だと思う。

 

そんな私にとって、勉強は唯一といっても良い程の、「自分の価値をあげる方法」だった。

僕はひとより頭が悪い。成績も悪い。なにもできない。

だから、ひとの倍勉強して、やっとスタートラインにたてる。

こんな私でも、人と同じ場所に立てる。

 

そうできるのは、唯一勉強のおかげだった。

 

だが今、「なんで勉強してるんだ?」という初歩的なところにたちかえってしまった。

だれのため?勉強して、良い大学にはいって、給料の良い会社にはいり、それがなんになる?

どうせ私みたいな、遅れてる奴が、周りのあたまの良い高校の生徒に勝てる筈ないじゃないか。

これを見てるあなただって、私の事をみくだしてるんじゃないか?

 

勉強したって、なんにもならないじゃないか。

 

私は、勉強のやる気を、なくしかけていた。

 

だがそんなとき、今日、「東大王」を見た。

ここまで来るのに、めちゃくちゃ努力した人も、才能であがってきた人もいるだろう。

でも、なんにせよ見ててわかるのは。

 

クイズがすきなんだってことだ。

 

私だってそうなんじゃないか?自分の価値がたかめられるなら、ひとから評価してもらえる勉強が、すきだったんじゃないか?

 

このひとたちみたいに、好きな事をむねはってやりたい。

 

そう思った。