精神病棟入院生活十日目。

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今日は数人の職員とお別れをした。

年度末だから、みんな別の病棟へ移動となったのだ。

まず歩いているHさんのところへいって、一緒に歩こうと思ったら我慢できずに泣き出してしまった。

Hさんは「なんだよ~泣くなよぉ、本当にこの子は・・・。かわいい笑顔取り戻してね」といわれた。

この人ともう一生会うことはないんだなと思ったら、なんかすごくすごく悲しくなって

伝えられることは伝えておかなくちゃって。

 

「本当にありがとうございました。」

「ありがとう」

いつまでも、頭を下げたままだった。

 

 

それから、職員が帰るとき。

児童担当で、みんなの話をいっつも聞いてくれて、決して僕らの話を否定しなかったOさんと、さようならをした。

みんなもう泣きっぱなし。Oさんが「帰れないよ~」というまで泣いていた。

いつの間にかいらっしゃった主治医と、少し離れてみていたが、「主治医より人気ですね」というと「それは全然いいよ」とおっしゃっていた。

みんなを眺める主治医を見ていたら、「親心ですね。」と声をかけたら、薄く笑っていた。

 

いろんな思い出が頭を駆け巡る。

僕の一度目の入院から、ずっと一緒だった人たち。

感謝してもしきれない、たくさんの思い出があった。

 

ありがとうございました。

 

薬をもらいに行くと「これから先こんなこと数え切れねえほどあるんだからいちいち薬飲んでたらキリがねーぜ」と言われてしまった。確かにそうだ。

これからはなるべく薬に頼らないようにしないとなあ。

しかしそのあと、ひとりの女の子が不穏になって「あーもう!」とか「むかつくなあ!」とかどなっていて、とても心配だった。

 

今日つどいでやったダウトはとても面白かった。

Sさんのどんどん増えていくカード。早く抜けるOさん。

Oさん、あなたのことが大好きでした。もちろんHさんも。Sさんもね。

みんな、あなたとはなれるのはほんとうにいやだけど。

退院したらどうせあわなくなる運命だったから。

 

みんな前を進んでいきます。